スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


| | - | - | - |
 瞳をとじて
瞼の裏に浮かんでくる光景は、
いつもぼくを
落ち着かせ、なごませ、楽しませ
そして最後に、
ひきちぎる。

夕闇の積もりだす頃、
ぐんと背伸びをしたぼくの分身は、
黒い視線で、
ぼくを見下ろす。
立ち竦むぼく。

暗闇に自由を感じたのは、
空に咲き乱れる自由な花を
純粋に楽しみに待ってられたときまで。

白い月明かりがまぶしいのか、
もう一人のぼくは姿を消した。

闇にまぎれた夏の花は、
きな臭く心地よいにおいを残す。

そして消えた。

エレーナから吐き出された煙は、
終わりの始まりを告げる。

ゴール横をかすめたボールは、
ペットボトルの蓋を突き飛ばし、
不安な角度へ跳ね返った。

時間はつながりを失い、
新しい始まりは、終わりだった。

気づく。

瞳をとじると、
初めてなのに、
なぜか懐かしい響きが聞こえる。

ほら、

アップルパイのように甘ったるく、

とげのように鈍く刺さる。

キウイの甘酸っぱさを思わせ、

腐った死体のようにとろける。




何か変わったことはないか?
体調を壊してはいないか?
ちゃんと寝ているか?

周りのみんなが目を輝かせているとき、
ぼくの皮膚の内側は必死に汗をかいていた。


とじた瞳に映った夏の最後の花火は、
きっとこれから
立入禁止。


| 00:42 | 独り言 | comments(0) | - |
 無題
私は全身で貴方と同化して





あなたの好きな風

小道

木陰を




想い

それを辿る







その空気は


いつでも貴方が泣いているかの様な


少し悲しい感じがして


私は足を急がせる





ほら





そして












貴方がそこにいた


(ゴッドチャイルド 由貴香織里)

| 22:42 | 独り言 | comments(0) | - |
 十一日、火曜日。
幸せを教えてくれたひとは


八月十一日


火曜日


部屋の隅の濃い闇の中へと


とけていった


赤い残り香とともに


黒い空白をのこして

| 22:57 | 独り言 | comments(0) | - |
 そのときは かれによろしく
ためらって すこしキスをした


これが さいごというように




ことばにしなかった あなたに



ほんとうに ほんとうに ありがとう

| 23:36 | 独り言 | comments(0) | - |
 優しさは極限で形になる
 コーヒーを差し出す。
 ドアを押さえる。椅子を引く。
 車道側を歩く。一歩前を歩く。手を添える。
 予知できることを相手に施すことは、優しさじゃなくて礼儀だ。

 百分の一秒の差でメダルを逃した人に対して何ができるか。
 不幸にも目標を失った人に対して何ができるか。
 大切な人を失った人に対して何ができるか。
 極限で優しさは形となり、人の孤独と絶望を緩和する。

| 04:04 | 独り言 | comments(0) | - |
| Log in | RSS1.0 | Atom0.3 | page top |
Graphic by Joujou, Template by Bambi
(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.